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インプラント治療

歯が抜けたところの顎骨にインプラント(人工歯根)を埋入し、そこに上部構造(人工歯)を装着する治療です。抜けた歯の代わりとなる治療には入れ歯やブリッジもありますが、インプラント治療は自費診療となるので価格が高くなります。それでもインプラント治療が多くの人に選ばれるのには、機能性や審美性の高さ、将来的に長く噛めるなどのさまざまなメリットがあるからだと考えられます。
インプラントを骨に埋めることでしっかり固定され、入れ歯のように外れることなく安定した噛み心地を得られます。また、周囲に残っている歯に負担をかけないのも大きな特長です。メンテナンスを継続すれば長持ちし、見た目も自然なまま維持できます。
インプラント・ブリッジ・入れ歯の違い
インプラント | ブリッジ | 入れ歯 | |
|---|---|---|---|
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| 噛む力 | ◯ 天然歯のように強い | △ インプラントには及ばない | ✕ 安定感に乏しく 強く噛めない |
| 耐久性 | ◯ メンテナンスにより 10年以上使える | △ 7~8年ほど | △ 4~5年ほど |
| 周囲の歯への負担 | ◯ なし | ✕ 両隣の歯を削って 固定源にする | ✕ 残っている歯に クラスプをかける |
| お手入れ | ◯ 歯磨きのみ | △ 隙間のお手入れが必要 | ✕ 入れ歯の洗浄が必要 |
| 見た目 | ◯ 周囲の歯になじむ | ✕ 金属のブリッジは 目立ちやすい | ✕ 金属のクラスプが 目立つ |
| 価格 | ✕ 自費診療のため高い | ◯ 保険診療であれば 価格が低い | ◯ 保険診療であれば 価格が低い |
「安全性と長期維持」を
目指す当院のインプラント
治療

信頼性の高いインプラント
メーカーを
採用
(ストローマン、メガジェン)
インプラントは世界中で多くのメーカーが開発・製造しています。それぞれが異なる特徴をもっており、価格にも違いがあります。歯科医院としては慎重に検討したうえでインプラントを採用していますが、患者さまには見えにくい部分だともいえます。延藤歯科クリニックでは、世界的なシェアを誇り、長期的な臨床データが豊富な「ストローマン社」や「メガジェン社」のインプラントを採用しています。品質が安定しており、将来的なメンテナンスやパーツの供給体制が整っているものを選定することで、患者さまの安心につなげます。

CTを用いた詳細な診断と治療計画
インプラントを埋入するには手術が必要になります。治療時のトラブルや治療後の回復を良くするためには、精密な検査が不可欠です。当院では目に見えない部分も画像で再現できるCTを導入しており、骨の状態や神経・血管の位置をより正確に把握できるようにしています。詳細な診断が可能になって、手術時に出血するなどのトラブルを避けられます。また、骨の厚みを確認できることで、骨造成治療の必要性についても事前に検討できます。

静脈内鎮静法による
リラックス治療
手術では局所麻酔をするので痛みはほとんど感じず、短い時間で終わります。しかし、歯の治療が苦手な方や、手術に不安を覚える方もいらっしゃいます。多くの患者さまに安心して治療を受けていただけるよう、静脈内鎮静法を導入しています。これは点滴で鎮静剤を投与するもので、不安や恐怖心が和らいだ状態で手術を受けられるようになります。眠ったようになりながらも受け答えは可能で、治療中の記憶が残りにくい健忘効果もあります。

患者さまの不安に常に寄り添った
対応
歯が抜けたあとの治療は、患者さまにとって大きな不安を感じるものになります。特にインプラント治療は手術が必要なだけでなく、治療期間が長く自費診療になるため、治療期間中にも心配になる場合があります。
当院では安全確保のため、患者さまの全身状態を重視しています。血圧、脈拍、酸素飽和度を治療前後・最中に測定し、数値だけでなく声かけや表情観察を通じて体調変化に寄り添います。これらの情報を主治医と共有・連携し、安全な治療を目指します。
インプラント治療の流れ
- STEP 01

初診・カウンセリング
歯のお悩みをお話しいただきます。治療についてのご希望がございましたら、あわせてお伝えください。担当スタッフがインプラント治療について詳しくお話しします。
- STEP 02

診査・診断
CTを使って顎骨の厚みや神経の位置を調べるなど、患部の状態を詳しく調べます。より安全に手術を完了するために大切な工程となります。検査結果を総合的に分析して診断します。
- STEP 03

治療計画のご説明
診断の内容について詳しくお伝えします。現在の歯や骨の状態をご理解いただくとともに、費用や期間を含む治療計画を詳しくお話しします。患者さまの疑問にも丁寧にお答えします。
- STEP 04

手術
インプラントを埋入する手術を行ないます。痛みが少なく患者さまの負担を抑えた治療を心がけています。検査の段階で血管や神経の位置を把握しており、安全性に配慮しながら進行します。
- STEP 05

上部構造の作製・装着
インプラントと骨が結合する治癒期間を経て、歯型を取り上部構造を作製します。噛み合わせを整えるとともに見た目が自然になるように仕上げ、装着していただいて完了になります。
- STEP 06

メンテナンス
インプラント治療をしたところは炎症にかかりやすく「インプラント周囲炎」を起こすリスクがあります。定期的にメンテナンスを受けていただき、インプラントの健康状態を維持します。
骨造成治療

インプラント治療は、誰でもすぐに受けられるとは限りません。歯周病などによって歯を失うと、顎骨が大きく損なわれていることがあります。そのような場合、インプラントを埋入するための高さや厚さが足りなくなってしまいます。顎骨の足りない部分を補って、インプラント治療を受けられる状態にするのが骨造成治療です。
骨造成治療は、自家骨や骨補填材などを使って骨の再生を促すというものです。治療はいくつかの方法があり、足りない骨の量などによって適切な方法があります。充分な検査でより良い治療方法を選択し、患者さまにご説明させていただきます。手術が必要な治療ですが、なるべく体の負担が少ない治療を検討します。
骨造成治療の種類

ソケットリフト
上顎には上顎洞という空洞があり、骨が薄いとインプラントが突き抜けてしまう場合があります。ソケットリフトは、骨の厚みがある程度残っており処置の範囲が狭い場合に検討します。インプラント治療のように骨に穴をあけ、そこから自家骨などを埋入します。インプラントも埋入して歯肉をもとに戻し、骨の定着とインプラントの結合を待ちます。

GBR(骨移植)
骨が薄くなっているところに自家骨や骨補填材を入れ、そこをメンブレン膜とよばれる人工の膜で覆って、切開していた歯肉を被せます。骨が欠損すると、増殖しやすく骨にならない「線維芽細胞」が入り込んでしまいますが、メンブレン膜によって骨造成を妨げる線維芽細胞の侵入を防ぎ、骨になる「骨芽細胞」が増えるのを促します。
インプラントは治療後の
メンテナンスが大切です

インプラントは天然歯に近い機能をもっていますが、天然歯にはある歯根膜という組織がありません。そのため抵抗力が弱く、細菌感染にかかりやすくなります。インプラントの周りの組織が感染によって炎症を起こすことを「インプラント周囲炎」といいます。
せっかく治療したインプラントが炎症によって抜け落ちるのを防ぐには、メンテナンスが不可欠です。自覚症状がない場合でも定期的に検査し、炎症がないかしっかり調べます。また、クリーニングや歯磨き指導などで細菌の増殖を抑えて、インプラントの健康状態を維持します。
数ヵ月に一度のメンテナンスで患者さまの健康管理を行ない、インプラントを長く使えるようにサポートします。
インプラント治療の症例
治療前

治療後

| 治療名称・年齢 | 左下臼歯2本のインプラント 58歳 |
|---|---|
| 総額 治療費用 | 84万円 |
| 費用の詳細 | インプラント1本42万円 |
| 総治療期間 | 2か月 |
| 通院頻度 | 2週間に1度 |
| 症状 | 左下に歯が無くて食事しにくく、右でばかり咬んでしまう。 |
| 治療方法 | ①左下の奥歯が欠損している箇所に、2本インプラントを埋入します。 ②2か月後インプラントと下顎骨が生着したところで、かぶせの型どりをします。 ③インプラントとセラミックのかぶせをスクリューで固定して治療を終了します。 |
| 治療結果 | 今まで、左下の奥歯が欠損していて咬めなかったが、左側で固い物も粗食できることが可能になったと、確認しています。咬む力が前後左右に分散するために、インプラント以外の歯が咬耗、破折するリスクが低くなりました。 |
| リスク/副作用 | 出血、神経損傷などのリスクがあるため、CT撮影による診断や、サージカルガイドの使用などによって、リスクを回避することが必要です。 |
インプラント治療の費用
インプラント
(術前検査・診断料・術後検査代・上部セラミッククラウン代 含む)
インプラントの一般的な治療期間・回数
【インプラント治療】治療期間:4~7ヵ月、治療回数:6~10回
※治療期間・回数は症状や治療の進行状況などにより変化します。あくまで参考程度にお考えいただき、詳細は歯科医師にご確認ください。

インプラント治療の
不安や疑問
まずは一度ご相談ください
インプラントは、まず治療内容やメリット・デメリットについて理解することが大切です。
あなたの10年後、20年後の笑顔のために、当院が全力でサポートいたします。
一般的なリスク・副作用
インプラント治療
・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となります。詳細は歯科医師にご確認ください。
・インプラントの埋入にともない、外科手術が必要となります。
・高血圧症、心臓疾患、喘息、糖尿病、骨粗鬆症、腎臓や肝臓の機能障害などがある方は、治療を受けられないことがあります。
・手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
・手術後、歯肉・舌・唇・頬の感覚が一時的に麻痺することがあります。また、顎・鼻腔・上顎洞(鼻腔の両側の空洞)の炎症、疼痛、組織治癒の遅延、顔面部の内出血が現れることがあります。
・手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気などの副作用が現れることがあります。
・手術後、喫煙や飲酒をすると治療の妨げとなるので、1週間は控えてください。
・インプラントの耐用年数は、口腔内の環境(骨・歯肉の状態、噛み合わせ、歯磨きの技術、メンテナンスの受診頻度、喫煙の有無など)により異なります。
・毎日の清掃が不充分だった場合、インプラント周囲炎(歯肉の腫れや骨吸収など)を引き起こすことがあります。
ブリッジの作製・使用
・内容によっては自費(保険適用外)となります。詳細は歯科医師にご確認ください。
・失った歯の両隣の健康な歯を削る必要があります。
・支えになる歯に負担がかかり、将来的にその歯を失う可能性が高くなります。
・奥の場合は金属でしか対応できません。
・連続して歯を失っている場合、治療できないことがあります。
・ブリッジと歯肉との間に食べ物のかすが詰まりやすいので、口の中の衛生状態を保つことが難しくなります。
・顎骨の吸収を抑制できません。
入れ歯の作製・使用
・内容によっては自費(保険適用外)となります。詳細は歯科医師にご確認ください。
・入れ歯を固定するため、患者さまの同意を得てから残存歯を削ったり抜歯したりすることがあります。
・使用直後は、口腔内になじむまで時間がかかることがあります。
・事前に根管治療(神経の処置)や土台(コア)の処置が必要となることがあります。
・入れ歯を装着していない時間が長いと、残存歯の傾きや損失、歯槽骨(歯を支える骨)の吸収などが起こることがあります。
・咬合が変化したり、固定源である残存歯が削れたり抜けたりした場合は、入れ歯の調整・修理が必要になることがあります。
・金属を使用する入れ歯では、金属アレルギーを発症することがあります。
・使用方法などにより、破損することがあります。
・定期的な検診・メンテナンスが必要です。
CTを用いた検査
・コンピューターを駆使してデータ処理と画像の再構成を行ない、断層写真を得る機器となります。
・治療内容によっては保険診療となることもありますが、基本的には自費(保険適用外)での診療となります。詳細は歯科医師にご確認ください。
・検査中はできるだけ顎を動かさないようにする必要があります。
・人体に影響しない程度(デジタルレントゲン撮影装置の1/10以下)の、ごくわずかな被ばくがあります。
・ペースメーカーを使われている方、体内に取り外せない金属類がある方、妊娠中または妊娠の可能性のある方は検査を受けられないことがあります。
麻酔薬の使用
・歯肉に塗布する表面麻酔や、一般的な歯科治療で歯肉に注入する浸潤麻酔は保険診療となります。インプラント治療などの自費診療(保険適用外)で静脈内鎮静法を行なう場合は自費診療となります。これらの麻酔法を保険診療で行なうには治療内容など条件がありますので、詳細は歯科医師にご確認ください。
・表面麻酔薬の使用により、じんましんやむくみなどを発症することがあります。
・浸潤麻酔の使用により、アドレナリンの影響で血圧上昇や動悸などを発症することがあります。高血圧症や心臓疾患のある方は注意が必要なので、事前にお申し出ください。
・静脈内鎮静法の実施により、薬剤による影響や全身疾患との関連から重篤な副作用を引き起こすことがあります。持病のある方は注意が必要なので、事前にお申し出ください。
・そのほか、麻酔薬の影響ではなく緊張状態や麻酔注射時の疼痛により起こる脳貧血により、悪心、吐き気、手足の震え・痺れが起こることがあります。
・麻酔効果が切れるまで口の中の粘膜や唇の感覚が麻痺しているため、唇を噛んだりやけどなどをしないよう、食事は避けてください。
・アルコールにより血流が良くなり、出血・腫れ・痛みが増してしまうことがあるため、飲酒は避けてください。
骨造成
・機能性を重視するため自費(保険適用外)での診療となります。詳細は歯科医師にご確認ください。
・外科手術が必要となります。
・手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
・治療後、骨がしっかりと作られるまで3~6ヵ月の治癒期間が必要です。
・歯周病の方、心疾患や骨粗鬆症など内科的な疾患のある方は、骨造成治療が適さないことがあります。
・口腔内の衛生状態の悪い方、顎骨が足りない方、免疫力や抵抗力が低下している方、歯周病発生リスクの高いとされる糖尿病の方、喫煙する方は、すぐに治療できないことがあります。
・日常的に服薬しているお薬などが治療に影響することがあります。
・サイナスリフト・ソケットリフトの処置にあたり、上顎洞膜が破れる可能性があります。その場合、手術後に抗生剤を服用して感染を予防し、膜が自然に治癒するまで待ちます。
・体の状態や細菌感染により、骨補填材と骨とが結合しない場合があります。この場合、原因を取り除き、ご希望があれば再治療を行ないます。
・骨の成長途中であるお子さま(おおよそ18歳未満の方)、妊娠中の方は治療が受けられません。













